111プリント印刷発注の、手元のガイド。

知る。比べる。確かめる。
はじめての印刷発注に、ひとつずつ答えを。

PRINTING HANDBOOK

手順を詳しく知る

支給PDFを発注者が確認する:内容と印刷条件を分ける

編集できないPDFでも、発注者が承認すべき内容と、制作担当へ照会する条件を分けられます。

編集日:2026-10-29 / 出典の確認日は各資料に記載

このページの目次
  1. まず何の版か、何を印刷するかを確かめる
  2. 画面の拡大と実寸の確認を使い分ける
  3. 技術条件は商品ガイドと対応させる
  4. 修正依頼を内容と仕様に分けて返す

こんな方に他社や外部制作者からPDFを受け取った発注者

このページでできること内容・注文仕様・技術確認を分けて入稿可否を相談できる

まず何の版か、何を印刷するかを確かめる

支給されたPDFは、閲覧用、校正用、印刷用のどれとして作られたかを確認します。『完成データです』という言葉だけでは、今回の紙や加工に合わせたものか分かりません。作成元へ、完成寸法、ページ数、表裏、想定している印刷仕様と、変更してよい範囲を尋ねます。

発注者が最初に確認するのは掲載内容です。固有名詞、日付、金額、問い合わせ先、リンク、掲載順などを責任者が見ます。PDFを開いて眺めるだけでなく、改訂した箇所と古い情報が残りやすい箇所を探します。注文先のデータチェックに内容の妥当性まで期待しないようにします。

画面の拡大と実寸の確認を使い分ける

画面では細かな文字や画像を拡大して確認できますが、拡大表示で読めることと完成品で読みやすいことは異なります。実寸に近い出力を用意できるなら、文字の大きさや面の順を確かめます。その出力を、本番の紙や色を再現した校正と取り違えないようにします。

架空例では、名刺の連絡先が画面では読めても、完成寸法に出すと見分けにくいことがあります。発注者は『何文字がどこで読みにくいか』を制作担当へ伝え、必要な変更を相談します。ソフトの自動縮小で別寸法になった確認紙を基準にしないよう、出力寸法も確かめます。

技術条件は商品ガイドと対応させる

完成寸法、塗り足し、フォント、画像、色など、印刷工程で処理する条件は今回の入稿ガイドへ照合します。発注者が内容を判断できない警告は、そのまま承認せず、制作担当と注文先へ確認します。PDFが正常に開くことだけでは、商品仕様へ適合しているとはいえません。

グラフィックのPDF入稿案内では、項目の自動確認だけでなく自動変換や警告確認も説明されています。これを全社共通の処理とは考えず、今回の入稿経路でデータに何が起きるかを確認します。変換後のプレビューがある場合は、送信前のPDFだけでなく、その結果も承認対象として見ます。

支給PDFの確認と照会

編集部作成の記入用ひな形です。例示した条件や値は架空例です。実際の内容を入力してください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。

ページ・位置発注者が確認する内容注文仕様との対応制作担当への質問回答した版

修正依頼を内容と仕様に分けて返す

問題があれば、原稿上の位置と内容、注文仕様との相違、受付時の警告を区別して制作元へ返します。『印刷できない』だけでは何を直すべきか分かりません。ファイル名、ページ、注文商品、注文先からの案内をそろえ、修正版で再確認する点を一覧にします。

最終的には、内容の承認と、印刷条件の確認がどの版で済んだかを残します。修正後にページが増えたり図が移ったりしていないかも確認してください。支給PDFを扱う発注者の役割は、すべての技術操作を自分で行うことではなく、分かることを承認し、分からない条件を適切な確認先へつなぐことです。

この作業の確認点

チェック状態だけをこのブラウザーに保存します。

参照資料と確認範囲

以下は制度・用語・公式の取扱いを確認した資料です。作業手順、比較の視点、記入例は当サイトの編集提案です。個別の契約・施設・製品には、その条件を確認して適用してください。