実務ガイド
入稿前確認と納品検品:サイズ・色・加工を別々に照合する
データが受付可能でも、内容が正しいとは限りません。発注前後の二つの関門を作ります。
こんな方に原稿の承認と印刷物の受け取りを担当する人
このページでできること内容承認と納品検品を分け、注文と現物の照合記録を残す。
1|入稿前は、原稿と注文の一致を確認する
入稿前に見る資料は、最終原稿と、注文する仕様の二つです。原稿では固有名詞、日時、電話番号、金額、リンク先、表裏、ページの順を内容責任者が確認します。QRコードは画像があるだけで合格にせず、承認用データを試し出力し、想定した端末で目的のページに開くかを確かめます。
次にサイズ、部数、用紙、面ごとの色、加工が注文画面と一致するかを照合します。印刷会社のデータチェックが、誤字や内容の妥当性まで保証するとは限りません。解像度、カラーモード、塗り足しなどの要件は商品と入稿方法ごとに確認し、一律の数値やソフト操作で代用しないでください。
入稿前の承認記録
編集部作成の架空の記入例・作業用ひな形です。実際の条件に置き換えてください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。
| 対象 | 確認結果・版 | 確認者・日付 |
|---|---|---|
2|サイズ、色、加工は異なる基準で見る
サイズは完成寸法と向き、色は合意した確認方法、加工は位置と使い方を基準にします。画面上の青が同じだから印刷も同じとは判断できません。色が重要な箇所は事前に伝え、何を比較用の見本とし、校正でどこまで確認できるかを注文先と合意します。
下の図は確認対象の違いを説明する模式図です。実際の紙見本や印刷結果の写真ではありません。例えば折り加工なら、位置だけでなく開いたときの読む順番も承認時に確認します。断裁ずれの許容値や加工精度は製品ごとに異なるため、本図に共通の合否数値は設けません。
- 01サイズ|完成した縦×横と向きを照合
- 02色|合意した校正・現物見本と比較
- 03加工|折り・穴・綴じ・表面の位置と使い方
編集部作成の説明図です。実測図・施工図・実物写真ではありません。
3|納品時は、開封前から記録する
到着したら、箱の破損や濡れ、宛先、箱数を先に確認します。問題があれば梱包の状態と配送ラベルを記録し、注文番号と結びつけます。個人情報が写る写真は公開せず、問い合わせに必要な範囲で共有してください。開封後は注文仕様と照合し、数量、表裏、寸法、汚れや折れ、加工を確認します。
確認範囲は納品数量や重要性に応じて決め、数枚を見ただけで全品確認済みと書かないことが大切です。開けた箱と見た枚数、気になった位置を記録します。異常が見つかった場合は、追加使用や自分での加工を進める前に、注文先の連絡期限と手順を確認してください。
納品検品の記録
編集部作成の架空の記入例・作業用ひな形です。実際の条件に置き換えてください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。
| 項目 | 結果・確認範囲 | 証拠・次の対応 |
|---|---|---|
4|合否を急がず、事実を問い合わせる
問題があると感じたら、見た事実と推測を分けます。「赤みが強い」と「印刷機の故障だ」では伝えている内容が違います。注文仕様、承認用データ、校正見本、写真をそろえ、どの部分がどう異なり、いつまでに使用する必要があるかを説明します。
許容範囲内か、再製造や返品の対象かは、現品や注文条件の確認が必要です。自分だけで結論を出さず、回答と対応期限を残します。現品と梱包は注文先の指示を受けるまで保管し、良品と混ざらないよう区別します。問題がなければ、検品者、確認範囲、受領日を記録して次の配布工程へ渡します。
参照した一次資料
公式資料の確認範囲は下記のとおりです。手順・記入例は当サイトで編集しました。製品や開催回、契約ごとの条件は該当する最新の資料で確認してください。
- グラフィック|スタッフによるデータチェック ↗
確認日 2026-10-28 / データチェックと、文字・デザインの内容確認の違い。 - グラフィック|納品後の商品について ↗
確認日 2026-10-28 / 到着後の確認、連絡、現品の保管。個別の申出期限や補償条件は注文先に従う。 - グラフィック|色に関する注意事項 ↗
確認日 2026-10-28 / 画面表示と印刷、再注文などでの色の見え方を相談するための参考。 - グラフィック|校正から本印刷までの注文の流れ ↗
確認日 2026-10-28 / 校正確認後、本印刷用データの提出または変更なしの連絡が必要なサービス例。 - ビジプリ|入稿データの作り方 ↗
確認日 2026-10-28 / 注文先が案内する入稿仕様を確認する入口。ソフト操作は本サイトの範囲外。

