111プリント印刷発注の、手元のガイド。

知る。比べる。確かめる。
はじめての印刷発注に、ひとつずつ答えを。

PRINTING HANDBOOK

手順を詳しく知る

印刷部数の決め方:必要数と予備の根拠を分ける

単価だけで大量に頼まず、必要数・増減・追加発注の条件を同じ表で比べます。

編集日:2026-10-29 / 出典の確認日は各資料に記載

このページの目次
  1. 完成品の数と、使える期間を決める
  2. 予備を置く理由を一つずつ書く
  3. 一括と追加発注を総額で比べる
  4. 見積の数量と納品の数量をそろえる

こんな方に初めて外部へ印刷を頼む担当者

このページでできること根拠のある部数を見積依頼に書ける

完成品の数と、使える期間を決める

最初に、いつまで使える情報を印刷するかを確認します。日付入りの案内、価格表、長く使う会社紹介では、余った分を次回へ回せる条件が違います。部数を決める前に、内容が変わる予定と使い切る期間を置きます。用途が終われば使えなくなるものを、単価が安いという理由だけで増やすと総支出は増えます。

次に必要な完成品を用途別に数えます。冊子一部と紙一枚、複数枚を組み合わせた一セットは区別してください。見本保管や取引先への確認用など、実際の配布以外に必要な分も別行にします。前回の注文数しか分からない場合は、それを今回の必要数とせず、使用数や残数を調べる出発点にします。

予備を置く理由を一つずつ書く

必要数に一律の割合を掛ける前に、何のための予備かを確認します。参加数の増加、追加送付、持参時の損傷など、起こり得ることと必要な対応を組み合わせます。理由が重なる予備を二重に加えないようにし、予測できない分は『未確定』として、少なめ・多めの二案で考えます。

架空例として、必要数三百部、確認用十部、追加相談に備える二十部なら、希望は三百三十部です。注文単位が五十部刻みの場合は、三百五十部の案と、別の対応商品を比べます。これは注文単位や予備率の推奨値ではありません。付属する印刷予備は商品で異なるため、必要数の一部として当てにしないようにします。

一括と追加発注を総額で比べる

候補の部数ごとに、今回の印刷・加工・配送を含む見積を取ります。追加が必要になった場合の最小部数や再注文費、納品までの時間も尋ねます。小さく注文して足りなければ増やす案は、追加が間に合う時に成り立つ選択です。余った在庫の置き場や改訂予定も、金額と並べて判断材料にします。

例えば一括五百部の単価が低くても、使う見込みが三百部なら、未使用の二百部も支払うことになります。一方、確実に使う期間が長く、追加時の費用が高いなら一括の方が合理的な場合もあります。どちらが常に得とは決めず、使う見込みと追加時の条件をそろえて比べます。

部数別の発注判断表

編集部作成の記入用ひな形です。例示した条件や値は架空例です。実際の内容を入力してください。入力は送信・自動保存されません。移動前にCSV保存できます。

案必要数・予備の根拠注文数総額・追加条件余剰や不足への対応

見積の数量と納品の数量をそろえる

発注を決めたら、完成品の数量、種類別内訳、納品先別数量を一致させます。グラフィックには注文数外の印刷予備が付く商品案内がありますが、その部数を指定できるとは限りません。確実に欲しい数は注文数として確保し、予備の扱いは今回の商品で確認します。

最後に、何部をどの根拠で採用したかを注文記録へ残します。次回は注文部数ではなく、必要だった数と余った数を比較できます。発注者の仕事は最大限多く買うことでも、在庫を必ずゼロにすることでもなく、内容が有効な間に必要な完成品が足りる条件を選ぶことです。

この作業の確認点

チェック状態だけをこのブラウザーに保存します。

参照資料と確認範囲

以下は制度・用語・公式の取扱いを確認した資料です。作業手順、比較の視点、記入例は当サイトの編集提案です。個別の契約・施設・製品には、その条件を確認して適用してください。