111プリント印刷発注の、手元のガイド。

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はじめての印刷発注に、ひとつずつ答えを。

PRINTING HANDBOOK

箔押しを発注する:金色の見本・細部・加工位置を承認する手順

金色の印刷と箔押しの違いをふまえ、発注者が材料見本、細線、表裏、版保管を確認する手順をまとめます。

編集・確認:2026年11月6日 / 編集部作成の手順・架空例は各節に明記

金色の画像と箔の光り方を分ける

金色に見える画像を通常のカラー印刷に使うことと、箔で光を反射させることは同じ仕上がりではありません。発注時は金色という名称だけでなく、採用候補の箔見本を紙と組み合わせ、光の向きを変えて確認します。写真や画面だけでは反射の動きまで承認できません。

まず強調したい範囲を決めます。ロゴの一部、見出し、全面に近い装飾では必要な加工条件が違います。箔の面積を広くすれば必ず良く見えると考えず、読みたい文字と背景の関係や、手に持ったときの見え方を比べます。

細部と位置を別々に相談する

WAVEの加工案内は小さい文字や細線、位置ずれ、裏面への影響を注意点として挙げています。そこで発注者は、ロゴが潰れないかという形状の問いと、印刷した枠に合うかという位置の問いを分けて伝えます。許容値は依頼先と製品により確認が必要です。

制作担当には通常印刷部分と箔の指示を区別したデータ、全体の完成イメージを用意してもらいます。画面で箔を黄色表示したイメージだけを製造データと取り違えないよう、ファイル名に役割を書きます。加工位置を変えたら、表裏の配置にも影響がないか確認します。

箔押しの承認を分解する
編集部が作成した概念図です。実際の商品写真・実測結果ではありません。本文の条件と合わせてお読みください。

残したい表現を順位付けする

以下は架空の招待状の比較例です。全部の装飾を同じ重要度にすると調整が難しくなります。社名を読めることを必須にするなら、細かい背景模様を減らす、箔の範囲を独立させるなど、残したい表現を中心に修正できます。

校正を頼む際は、本番の紙・印刷・箔・加工まで再現するのかを確認します。紙だけの見本で箔の定着を確認したことにはならず、画面校正だけで加工位置の現物を確認したことにもなりません。未確認の事項は承認書に残します。

架空例では、名刺の社名と細い飾り枠を同じ箔にする案を作ったものの、社名は読みやすく枠は位置差が目立つとします。この場合、社名を太くすることと枠の問題は別です。社名の箔を残し、枠を通常印刷へ変える案や枠自体をなくす案を作り、伝えたい印象を保てるか比べます。二つの案の加工費と校正範囲を確認し、削った表現を単に失敗として扱うのではなく、守る要素を明確にした承認として記録すると次回の説明にも使えます。

架空の案守りたい表現制作側への相談
細い社名を箔にする社名の判読性書体・大きさの変更可否
印刷枠へ箔を重ねる枠が均等に見えること独立した配置に変える案
両面カードに加工裏面の記入性圧力の影響と試作範囲

増刷を考えるなら版の扱いも聞く

箔版を保管できるサービスでは、保管期間、次回に流用できる条件、版代と加工費の内訳を見積で確かめます。文字の一部変更でも同じ版を使えるとは限りません。再注文時の問い合わせに必要な注文番号と版の識別を保存します。

採用した紙、箔、加工位置、データの版、実物見本を同じ案件として残すと、次回に何が変わったかを説明できます。納品時は見本と比べながら正面と斜めの見え方、読ませる文字、裏側の状態を確認し、気になる点は場所と現物を指定して相談します。

確認した資料

  • WAVE|箔押し加工 — 細線・小文字・位置ずれ・裏面への影響と版保管の選択を確認。寸法条件は同社商品に限定。 確認日:2026-11-06。手順・表は当サイトの編集提案。
  • グラフィック|パッケージのデータ作成 — 印刷と型抜きの指示、展開図の事前確認、加工指示の別データを確認。 確認日:2026-11-06。手順・表は当サイトの編集提案。

外部資料は定義や仕様の確認に使用しています。比較表・架空例・作業の整理は当サイトの編集内容です。