型抜き印刷の頼み方:切る線・折る線・残す部分を伝える
自由な形のカードや台紙を注文するときに、見た目の輪郭と製造用の型指示を区別し、用途を守る確認を行います。
使う動作を形より先に示す
型抜きで自由な輪郭を作る場合、完成イメージだけでなく、立てる、商品を差し込む、紐を通す、手で抜き取るなど、使う動作を発注先へ示します。かわいい形でも細い部分が持ちにくい、差込み穴が合わないという状態では用途を満たしません。
輪郭を自作した段階では、製造可能な形として確定しないでください。グラフィックのパッケージ案内も、自作や他社の展開図がそのまま製造できるとは限らないとしています。紙、寸法、形状、加工方法をまとめて事前相談します。
切る・折る・切り離すを同じ線にしない
カット線、折りのスジ、ミシン線は役割が異なります。制作担当には依頼先が指定するデータ形式と色分けで指示を作ってもらい、発注者用の確認図には各線の意味を文字で添えます。他社の色分けを業界共通のルールと考えないことが大切です。
印刷される絵柄と製造指示を別々に表示できると、線が完成品に出る誤解を減らせます。穴の位置、差込みの長さ、折る向き、表裏の向きを図で確認し、写真だけで見えない裏側も説明します。切り抜いた後にどちらが製品として残るのかも示してください。
紙の試作で機能を確認する
以下は架空の販促台紙の例です。普通紙の手作り模型は順序や向きの確認には役立ちますが、本番の強さや折りやすさを証明するものではありません。紙厚や加工を近づけた試作が必要な項目を発注先と決めます。
商品を入れる試験では、通常品だけでなく包装の違いも確認します。狭い穴へ無理に押し込んだ一回の成功を合格にせず、使う人が同じ手順で扱えるかを見ます。外れやすさと取り出しやすさの両方を記録して、どちらを優先するかを担当者が判断します。
架空例で商品の首へ掛けるタグを作るなら、穴径だけでなく首の最も太い部分を通るか、掛けた後に落ちないかを確認します。切込みを入れる案は取り付けやすくても、持ち運び中に外れやすくなる可能性があります。そのため、取付け担当と利用担当の両方が同じ試作を扱い、良かった点と困った点を別に残します。承認する図には商品の向きも描き、別サイズの商品へタグを流用する際は、同じ穴でよいという前提をいったん外して見直します。
| 架空の用途 | 図で示すこと | 模型で確かめること |
|---|---|---|
| 商品を差す台紙 | 穴と商品の基準位置 | 抜け・入れづらさ |
| 卓上の案内カード | 山折り谷折りと底 | 立てた姿勢・読む向き |
| 切り離すクーポン | 残る情報とミシン位置 | 切った後にも案内が残るか |
型と原稿の変更を同期する
形が変わると、文字の安全な位置や塗り足しも変わります。型の図だけを更新して古い原稿を入稿しないよう、型番号・図の版・印刷データの版を対応させます。承認後に商品サイズが変わったときは、穴だけを口頭で修正するのではなく一式で再確認します。
見積では型製作、加工、試作、不要部分の除去、納品形態が含まれるかを聞きます。型の保管や次回の利用条件も注文記録へ残すと、同じ形を再発注する際に費用と可否を問い合わせやすくなります。
確認した資料
- グラフィック|パッケージのデータ作成 — 印刷と型抜きの指示、展開図の事前確認、加工指示の別データを確認。 確認日:2026-11-06。手順・表は当サイトの編集提案。
- グラフィック|シール・ステッカー印刷 — 粘着タイプ、素材、カットの選択肢を確認。個別の貼付適合は別途試験が必要。 確認日:2026-11-06。手順・表は当サイトの編集提案。
外部資料は定義や仕様の確認に使用しています。比較表・架空例・作業の整理は当サイトの編集内容です。

